STEAMのサマーセールで買った『Goat Simulator』をプレイしてみた。
ゲームを開始したらヤギとなって町を好きなように駆けずり回る。
操作するヤギ自体は間違いなくこの世界の食物連鎖の頂点。
人間共はヤギを見ただけで怯えて逃げ出す。
フィジカルも無茶苦茶強く車に轢かれた所で死にはしないし『Left 4 Dead 2』の特殊感染者”Smoker”も真っ青の舌技の持ち主。
時を操る力も持っており全てをスローモーションで体感する事が出来る。
最強の草食動物と言っても過言ではないだろう。
このヤギの侮れない所は知性も持ち合わせているところである。
不器用ながら自転車にも乗る事が出来る。
そもそもダッシュ速度が半端ではないので必要かどうかは疑問が残るが。
そもそもこのゲームは何をするゲームかというとヤギになって町の人々と触れ合うゲームである。
人間と触れ合い、色々なものを台無しにする事でスコアが加算されていく。
好きなだけ暴れて高いスコアを目指す紳士のゲームである。
随所に散りばめられているお笑い要素などのバグを堪能できるのもいい。
物理演算がおかしいのか吹っ飛びモーションのまま凄い勢いで前進した時の様子。
迫力のヒットモーションと軟体生物のようなヤギの動きは見ていて可愛い。
首が変な方向に曲がってしまったりオブジェクトの挟まったりもこのゲームだと笑い所になるのが素晴らしい。
開発者のヤギ愛は凄まじいものだ。
そしてこれがヤギの舌技。
よく伸びるし補足した敵は逃さない恐ろしい技である。
何かオブジェクトを補足し引きずり回す事も出来るし動いているオブジェクトにつけて自分が引っ張り回される事も出来る。
空き地で車がグルグル回っていたので舌をくっつけて回ってみるとこうなる。
凄い迫力で身体を打ちつけながら引っ張られる姿も可愛い。
フィジカルが強いのでこんな事じゃ死なないのがこのヤギの格好いい所。
2分ぐらいならこの場面を見ながら笑っていられる。
その後は凄まじい脱力感が襲ってくる。
窓から家の中に飛び込み人を仕留める。
ストレス発散ゲームとしては優秀な部類だと思う。
クリア目標みたいな強制される要素はないし好きなだけ暴れられ手痛い反撃を食らうような事もない。
どうしてもやる事がない時にお勧めのゲーム。
暇な時に寝るか『Goat Simulator』やるかの二択になるぐらい良いゲームである。