ギルド論とChaos Addict

最近、ツイッターで低俗なる発言を繰り返しているため誤解を受けがちな自分のギルド論とChaos Addictについて書こうと思う。

■ザキさんの遍歴
色々なネットゲームをプレイし、名を変え人を変えギルドを作ってきたが中でもUltima OnlineとWorld of Warcraftで運営していたギルドが自分のギルド論の基盤となっている。

Ultima Onlineでは初心者の頃に作成したマッタリ狩りギルドなどと謳う厨二病溢れるネーミングのギルドから、
All Killの精神で有り余る時間を存分に注ぎ込む厨二病ハードコアギルドなどいくつも作成し今開いたら自殺する事間違いなしの厨二病サイトを作っていた。
昔のサイトを見て思うが何も書く予定ない癖にメニューだけ増やしていざ開いてみると工事中とか書くのは止めたほうがいい。
アクセスカウンターが日に一桁しか回らないの癖してSorry,Japanese onlyなんて書くのも止めろ。外国人はおろか日本人すら見てないから。その一桁全部お前だから。
あとキリ番掲示板と普通の掲示板とお絵かき掲示板なんていらないから。普通の掲示板すら業者以外書き込みしてねーし、お前絵描けないじゃん。
チャット室もいらないぞ。IRCあるだろ。
昔の自分に親心が沸くぐらい可哀想な子だったけどその頃に作った対人ギルドのメンバーとは一部今でもゲームやったりする仲である。
この頃から強く思っているのはサイトというものはギルドの看板であり、ギルドを作成しリーダーをやる上でまず最初にやるべき仕事だと思っている。

World of Warcraftでは日本人ギルドで一時期同時ログイン数が100人を超えるギルドを運営していた。
出来たばかりのサーバーで自分も含め新規プレイヤーが多数いたため勧誘活動も捗りギルドでのRaidダンジョン制覇も夢ではないのかと思っていた。
無印のWorld of WarcraftのRaidは20man、40manなので人を集めるのに結構なハードルの高さだった。(その頃のネトゲのRaidというものが本当の意味で最終コンテンツだった)
勿論攻略にもかなりの時間を要し週2のペースで40人を平気で4時間程拘束していた。40人が4時間Raidやるだけで1人月。
週2ペースだからこの8倍およそ1ヶ月で8人月。それに加え待機メンバーも10人弱いるので恐ろしい。
RaidのDKP方針や攻略などのIRC会議で定期メンテの時間にも1~2時間のIRC会議もやっていた。
この時はギルドの実務でサポートしてくれるオフィサーと、サイト運営をしてくれるメンバーにも恵まれなんとかRaidの定期開催まで持っていけるようになっていた。
しかし、最終的にでかいギルドにありがちな内部派閥やDKP導入したはいいが同じクラスで談合し落札者をあらかじめ決めDKPが意味をなさなくなる問題などが出てきて引退。
この時大人の階段を2,3歩上りもう二度と大人数のギルドを作るまいと心に誓う。
そこから数年が立ちふと思い立ってこのギルドのIRCを覗いてみたら一人だけあの頃のメンバーがいた。
あの頃からずっとこのチャンネルに入っており、今でもあの時のメンバーが数人訪れ一緒にゲームをやっているらしい。
自分はあのギルドは失敗だと思っていたが、そこにいたメンバーは今でも遊べる仲間に出会えたのは感謝していると言ってくれた。
大変な事ばかりだったけど少しだけやって良かったなと思えた。

幾世紀もの月日が流れその間ネットゲームを色々やりつつ、自分でギルドを作る場合は基本的に前ゲームからの知り合いと作り、
それが出来ない場合はどこかのギルドに入れてもらう放浪者生活。
ここまでのギルド論は自分のギルドで何かをやり遂げることに重きを置いて、他のギルドはライバルであり敵であるスタンスであった。
手を取り合う場合は明確な協定関係が必要だった。
ここでもう一つ大人の階段を上らせる出来事がRiftで所属させてもらっていたギルドで起こる。
誰が背中を押したかレベルの話ではあるが、社会人となり時間が有限である事を悟った厨二病患者が自分のギルドのみならず
他の日本人ギルドの人が少ないことを心配し声を掛けるギルドリーダーの姿に感動を覚え、「我も大人になろっかなっ」と思わせた。
その頃から洋ゲーという日本人の少ない環境で日本人ギルド同士手を取り合って遊んでいく協調性というものがザキさんの心に芽生えた。
ザキさんを大人にした感動の秘話ではあるが聞いた話によるとあわよくば合併吸収するつもりだったらしい。大人って怖い。

そこからはWorld of Warcraftに復帰したりDiablo3やったりカジュアルプレイヤーのふりしたり色々していた。
そんな中でGuild Wars 2の動きが突然活発になりあれよあれよと発売となった。

■なぜCAを作ろうと思ったか
まずはGuild Wars 2に大きな期待をしていたからだろう。もうこのGuild Wars 2でネトゲ引退するんや!という勢いで望んでいた。
どのゲーム始める時も大抵思っているんだけど。
それでも転々としてたネットゲームよりは数段上の期待度でそれなりに長い期間プレイする確信みたいなものがあった。
なのでプレイするなら今までの経験を元に最高のギルドを作ってみようと思い結成に至る。
大人の階段を爆進中であり社会人となって一から作るギルドとあってやる気満々。
少人数でいいので良識を持った人達と長く楽しくやりたかったのと、
大きなプレイ時間の差はプレイスタイルの差となって溝となるのが嫌だったので潔く社会人ギルドである事を謳う事にした。
CA結成前からGuild Wars 2だけのギルドじゃなく今後別ゲームでも活動して行けたらいいなと思っていた。
もう鼻からネットゲームを引退する気は無かった訳である。

時々聞かれるChaos Addictの由来だが、語感と省略名に死ぬほど笑いながらゲームやりたいなーという願望を込めて付けた。
メタル好きだからとか厨二病が完治してないからとかないよ。絶対。

■CAで何をしたかったか
上でも書いた通りGuild Wars 2だけでなく今後とも長い期間で活動出来るギルドを作りたかった。
そのために自分が提供出来る範囲でプレイ環境に役立つものを作ろうと思った。物理的なものでいうとサイトとTS3サーバー。
サイトは結局看板でしかないと思ってるけど最近になってフォーラムを使ってくれるメンバーが出てきたのは嬉しい限り。
今回初めてTS3のサーバーを自分で建ててそこを使って貰ってる。
最初は人多すぎて、NPL取得が難しくメンバーの人が立ててるサーバーを使わせて貰っていたけど、
今はNPLも取得できて自分で全部管理できるサーバーを持てたのは大満足。
サイトの要望とかはどんどん出して欲しい。テレパシーで書き込みできるようにして欲しいとかアホな事意外は結構頑張ります。時間があれば。
なのに今のメンバーはシャイボーイ&ガールの集まりなのか何も言ってこない。むしろサイトすら見てない。

ギルド方針で言うと、長い期間運営する上で気の合う仲間を見つけて貰いたいし自分も見つけたいと思っている。
今回のゲームでギルドを離れる人もCAで出来た気の合う仲間と別ゲームで遊んだりしてくれたらいいな。

なによりギルドの名前をネットゲームプレイヤーに覚えて貰いたい。そのためにはまずはチームワークが大事だなと思う所存でございます。

■現在のCAに至るまで
結成から約10ヶ月。
現在のCAに至るまでには色々あった。もう大人数ギルドなんて作らないといいながらも結局ゲーム人口もギルドの人員も尻すぼみなので、
積極的な勧誘はしないまでもギルドメンバーの募集を停止することは無かった。
開始当初は凄い人数がいたものだが、自分の管理不行と緑色のカエルにアドられて暴風雨状態だった。
その後日本人全体の人数が少しづつ減少してCAも夜に2パーティー目が作れません!ぐらいの人数になって虫の息。
それでもうちのギルドで活動し続けてくれる結成当初からのメンバーがいてくれたので凄く楽しかった。
この頃ギルドとして凄く距離が縮まりチームワークというものが出来てきた頃だと思う。CAが肺呼吸を覚えた!
その後も細々と活動を続け年明け頃から新人さんやら別のギルドで活動されていた人が入ってくれたこともあり活気を取り戻す。
緩やかな人数上昇だったので心穏やかに今に至る。
現在はツイッター使用者も増え社会人ギルドとは思えぬ低俗会話を繰り返すがTS3は至って普通。
猥談でも聞けるんじゃないかとワクワクしながらTS3に入ったら普通でしょんぼりした。ガチしょんぼり沈殿丸。
一部メンバーではあるがGuild Wars 2以外にLeft 4 Dead 2などを一緒にプレイするようになり少し嬉しい。

現在のCAの強みは全コンテンツで戦えるメンバーとチームワークだと思う。
トナメで負けたら、ダンジョンの攻略速度で勝てばいい。そんなトライアスロンギルド。

1周年を迎えるに辺り何かしたいけど何がいいだろうか。

■ギルド論まとめ
トッププレイヤーになるにはゲームの才能のベースの上にプレイ時間を積み重ねていく以上、
社会人となり時間に制約がある中特別な才能を持っている訳ではない自分がトッププレイヤーになれない事は十二分に判りきっている。
個人ではそう思っているがチームではそうではないと思う。
今までプレイしてきたゲームの積み重ねのノウハウや人脈。
大人の対応で対人関係を良好に楽しく長く活動していける環境。
そういう要素で勝負をしていけばいつかギルドとして光を浴びる日が来るかもしれない。
それがこのGuild Wars 2でなのか別のゲームでなのかはわからないがそういう日が来ればいいなと思っている。

突然の解散宣言にならないよう頑張ります。

ツイッターにてCAを誤解されている方々やCAに所属している・所属していたメンバーに読んで頂けたら幸いです。

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