雑誌を読んでいた所”ダイノマン スムースバルブ”なるものを発見し取りつけてみたので感想程度であるがそのレビューを書いてみたいと思う。
現在乗っているXL1200NSは文字通り1200ccの排気量であり、乗り出したばかりという事もあり低速のギア選びに四苦八苦していた。40km~60kmの間で2速→3速のシフトアップで前方に車がいるとスピードが出し切れずガタついていた。かと言って2速で走るには・・・と慣れや腕による所もあるだろうが決して快適な走行ではなかった。883を選ばず1200を選んだ時点である程度覚悟していた事でありインジェクションチューニングで解決しようと思っていた部分でもった。
ダイノマンスムースバルブとは
上記のような状況の中、たまたま雑誌でみたダイノマンスムースバルブなる書いてある事は魔法のようなボルト。エアクリーナーの裏側にある2本のボルトを変えるだけでクランクケースの内圧が50~70%も軽減しピストンの動きが滑らかになるという代物。(内圧を軽減できるという事はピストンの下降時に起きる空気抵抗を減らせるという事)
構造的には純正のボルトはブローバイガスを排出する際に外気も取り込んでしまうがスムースバルブについては排出を一方通行化する事により不要な外気を取り込まないようにしている。
ネットでも情報を漁った所、スムースボルトを取り付ける事で数値上の馬力が若干上がる事も確認されているようだった。
ボルトを変えるだけでどれだけの効果が得られるか半信半疑であったがパフォーマンス系のカスタムの中では割と手軽(装着しているエアクリーナーによる)ですぐに出来る上いつものお店に在庫有りとの事で試してみる事にした。
取付けにあたり
ダイノマンスムースバルブは装着しているエアクリーナーによって種類があり更にモデルによってはボルトの加工が必要になる。純正&スクリーミンイーグル/アレンネス用/RSD用/S&S用の4種類がある。自分のエアクリーナーはスクリーミンイーグル製であり、取り付け後に聞いた話によると付けるには長すぎる為ボルトの加工が必要であるとの事。
工賃については最寄りのハーレー正規店とネットで確認した所3000円~10000円程度と結構な幅がある。恐らく車体の状況(年式やエアクリーナーの型番等)に不確定要素が多い為工賃に幅が出ていると思われるが勝手知ったるいつものお店で任せるのが一番安心で安かった為お願いする事にした。
部品代約15000円+工賃3000円+税で20000円のカスタム。
取付け後感想
取付け時間は1時間弱。その間に2回程店外1週の試走に乗り出されていた。
取付けも終わりエンジンを掛けて車道へ。既に1速2速の加速が安定している。プラシーボ効果な気がするので1時間程試走。感想としてはアイドリング状態のエンジン音の粒が揃って安定しているのと低ギアでのギクシャク感がかなり低減された。1000回転~2600回転付近の安定度は確実に感じられ街乗りがかなり楽になった。あまり気を使わなくて良くなったので運転にも余裕が出てきた。ボルト2本変えただけで大袈裟だと思われるかもしれないがかなり良い買い物だと思う。少しづつ不満を解消し理想の車体に近づける楽しみは留まるところを知らないようだ。
この上でインジェクションチューニングを行ったらどれだけ変化するのか今から楽しみ。