こちらザキだ。
戦地は混迷を極めており連絡が遅くなったが現在の状況を報告する。
私はサモナーレベルが30になりPlacement決定のRanked10戦を7勝3敗の成績でクリアした。
晴れてSilver 1のランクを手に入れたわけだ。
師であるMaster Pincorinはとんでもない化け物を野に解き放ってしまったと言っても過言ではない。
敗北を知りたかった。飛ぶ鳥を落とす勢いとはあのこと。Aniviaでも出てきた日には3分で焼き鳥にしてやるところだった。
だが栄光も長くは続かなかった。
どんなに強大な帝国も永遠ではなかったように。
地獄の始まりはSupport Annieが相方に来たときであった。この世に地獄が特殊召還されていた。
Support Annieでキルレーンしてやるから!と意気込んでいた彼女がADCである私の傍に1分以上居たことはなかった。
ワードは指さず、颯爽とブッシュに入ってLeonaに飛び込まれレーンに30秒も立っていられなかった。
土下座ファームを続けるもAnnieが3death目を決めたところでレーンが崩壊する。最初からレーン崩壊しているようなものだが。
レーン戦で彼女のスタンを見ることは最後まで無かった。
その試合からは分相応のランク相まって1週間前後でSilver 4まで落ちた。勝率も40%を下回った。
Master PincorinのアドバイスによりJungleでキャリーする作戦を試みたものの経過時間3分で全レーン1killずつ取られているという絶望の状況に心が折れた。
別の試合では24勝してるからKassandinやらせてくれ!絶対キャリーしてやるから!と頼もしい言葉にチームが沸きサイドガンクへの期待感に心躍らせながらADCをプレイしていたが彼の姿をボトムレーンで見ることはなかった。彼は対面のFizzにボコられていた。完膚なきまでにボコられていた。
その試合で彼が喋ることは無かった。
私の勝率が悪いのでお前ADCやるな俺がやると言われ、Gold Rankが仰るならと別のレーンに行くことになった試合。
彼はQuinをピックし試合前に各レーンに指示を出していた。
さすがGold Rank!戦い慣れしてる!ひゅー!と思っていたらVayneにボコボコにやられた。
その試合で彼が喋ることは無かった。
上のランクに行くには他のレーンが完全に崩壊していてもキャリーできる力、サポートがお馬鹿さんで実質1vs2だったとしてもキャリーする力が必要だと感じた。
師の教えによりCS練習からやり直そうと思う。
あとは英語力さえあれば回避できた地獄もあったのかもしれない。
「お前がピックしようとしているNidalee。昨晩のチャンピオンシップで華麗なる美技で敵を圧倒していたのは知っている。私もそれを観た。あれは本当に素晴らしいNidaleeだった。
あれはトッププレイヤーが使ってこそだと私は思っている。別に君の腕がどうとか言っているわけじゃない。君なら出来ると私も思っている。
しかし今じゃない。そのNidaleeは今じゃないんだ。君の最終兵器として温存しておいて今はSonaを使おう。相手Jannaだし。そもそもチャンピオンシップで観たのはTopのNidaleeだっただろう。」
これが言えたらもしかしたら違う未来もあったかもしれない。
ここまで負けこんで不満爆発しつつも毎日1戦はやってしまう。
オレオにハードドラッグ並の中毒性があるらしいがRankedにもあるのかもしれない。
近い将来アヘ顔ダブルピースしながら超絶キャリーしている私をみせられればと思っている。
冒頭にも書いたが戦地は混迷を極めている。
連絡は断続的となるがタイミングを見てまた報告する。
私がLoLを続けていればな。
以上だ。
<League of Legends – 魔境Rankedよりザキが残した最後の通信>